水墨画は、紙・墨・水 だけで描かれる
伝統的な芸術です。
鎌倉時代(13世紀)に中国から禅宗とともに伝わり、
室町時代には雪舟 がその技法を確立しました。
江戸時代には、伊藤若冲 の独創的な表現や、
琳派(俵屋宗達・尾形光琳・酒井抱一) による装飾性の美が加わり、日本独自の美意識 が育まれました。
竹は「夏」の象徴であり、節を持ち、まっすぐに伸びる性質から「正直・誠実・不屈」の精神を象徴します。また、風にしなやかに揺れるが折れない姿は、柔軟でありながら強靭な精神性を表しています。
中国文化での始まり:竹は古代中国の詩や画に頻繁に登場し、特に宋代(960〜1279年)以降に文人画の題材として広まりました。文人たちは政治から身を引き、自然の中に理想的な人格を見出そうとしました。
文人たちは墨だけで竹を描く技法を磨き、「墨竹(ぼくちく)」として発展しました。蘇軾(そしょく)や文同(ぶんどう)などが有名です。中国の水墨画が日本に伝わったのは鎌倉〜室町時代で、禅僧や画僧たちによって竹の画風も伝えられました。日本でも竹は「節操の象徴」として尊ばれました。
四君子とは? 四君子(しくんし)とは、東洋画(特に水墨画)や漢詩などにおいて理想的人格を象徴する植物、「梅・蘭・竹・菊」の四種を指します。それぞれが四季を象徴し、品格のある君子(徳のある人物)を表します。
墨絵を色紙や葉書に描いて、プレゼントしてみませんか。
なかなか会えない大切な方に、葉書に墨絵を描いて送ってみませんか。
一般社団法人 国際墨画会 師範
京都造形芸術大学 芸術教養学部 卒業
京都芸術大学 美術科 書画コース 卒業
奨励賞 文化賞 国際優秀賞 国際文化賞 筆舞賞を受賞
2017年はじめの一歩墨絵教室を東京世田谷に開設し、横浜上大岡教室、菊名墨絵の会、横浜生涯学習、南林間・相模大野カルチャーセンター、小・中学校などの講師を務め、墨絵の普及に尽力している。海外の方向け1dayレッスンを企画する。
個人的には、墨絵とエブル(トルコのマーブリング)の融合作品を制作している。
良く描けた時は勿論ですが失敗した時もよく描けている所を見つけ出して褒めてくださいますので自信がついていきます。作品がどんどん増えていくのも楽しみですが、その日の課題にちなんだ図録を見せていただき説明してくださるのも楽しみです。
月一回のお稽古ですが、毎回集中力は、かなりのものです。次回の作品展にも出展できるようお稽古に励みたいと思います。
好きな植物を墨で描けたらかっこいいなと思い、レッスンに通い始めました。毎月、季節の花を描けるように丁寧に教えてくださるので、季節の変化を感じながら、少しずつ描けるものが増えていくのがとっても楽しいです。
毎回思う事ですが先生の筆の動きが、とても気持ち良くて、それを見るのが楽しみで、又自分にもとイメージしながら... 今度こそはと続けてきました。
いつも季節に合わせた題材を練習できて、普段以上に周りを気にするようになりました。
絵の技術は全然上達している気がしませんが、暮らしに厚みが加わったように思います。ありがとうございます。
絵も筆も苦手でしたが、目の行き届いたご指導と励ましのお言葉で、何とか完成に辿り着けます。時に気に入ったワンストロークに出会える時があり、レッスンがとても楽しみです。プロの方の図版の説明や、自然観察の大切さなどのお話から、周りに目を配るようになり、美しいものが増えたように感じられます。ありがとうございます。